生理痛、痛みの程度って?(シリーズ生理痛①)
辛い生理痛から解放されよう!
生理痛って、よく聞くし、
周りの皆んなも生理中はお腹が痛いって言ってるし、、、
あって当たり前って、思っている人も多いんじゃないかしら?
生理痛って、よく聞くし、周りの皆んなも生理中はお腹が痛いって言ってるし、生理痛って、あって当たり前って、思っている人も多いんじゃないかなって思います。
実際に外来でも、すごく辛い生理痛があるのに、「皆んなこんなものかな」って、一生懸命に我慢して過ごしている人も多くみかけるのです。
でも、その生理痛が無かったら、もしくは、今より楽になったら良いと思いませんか?
そもそもですが、生理痛って、無くていいものなんです^ ^
結論を先に言います。
市販の痛み止めが効かない生理痛がある人は、病院に相談に行って欲しい!
理由は、つらい痛みから解放される+将来の不妊の予防になるかもしれないから。
こう言いたい理由を、何回かに分けて説明したいと思います。
先ずは、痛みの程度について一緒に考えてみましょう。
生理痛について、人と比べたことって、あんまりないですよね。それに痛みの感じ方は人それぞれなので、なかなか比べ難い!
なので、ここでは、痛みの程度を具体的に分かり易く、3つに分類してみます。
生理痛って、軽い人だと、ちょっと下腹部に違和感くらい。重い人だと、立ち上がれない、寝込んでしまって学校や会社に行けない、なんて人も。
私が外来で出逢った患者さんの経験だと、痛みの程度は、大きく分けて3つ。
1)全然ない人
生理中に痛み止めを飲まなくても普通に生活が出来ている人。
2)ちょっとある人
軽い生理痛や少し重たい生理痛がある女子は、ドラッグストアなどで普通に売っているイブとかバファリンなどを使用しています。
基本は薬を飲めば、学校に行ったり会社に行ったり家事をしたり、痛みを忘れて活動出来る人です。月によって痛みの程度が変わる人も多いです。
3)すごく辛い人
普通に売っている市販の薬が効かない、生理の1週間は勉強も仕事も家事も出来ないくらい辛い、寝込んでしまう、泣くほど痛い、と言う人はこのタイプです。
外来で診察をしていると、意外とたくさん出逢います。
また、生理痛だけじゃなくて、ウンチをする時も痛い、排卵の頃も痛い、エッチをする時も痛い、など生理以外の色んな時に痛い人もいます。
*病院に相談に行く目安*
私の経験上、3)に当てはまる人は心配です。
その痛みには理由があって、お腹の中の子宮や卵巣に病気が見つかったり、放っておくと将来の不妊の原因になったりする病気を持っている場合もあるからです。
2)の人でも、年々と痛みが強くなっている、生理が重くなってきた、と感じる人は、同じ様に病気が隠れている可能性があります。
まとめ
- 生理痛が辛くて、学校や仕事に行けない
- 生理の時の出血量が多い
- 生理痛がだんだん悪くなっている気がする
- 市販の痛み止めが効かない
- 排便、排尿の時に痛い
- セックスの時に痛い
ここまでのお話を読んでみて、上記の様な症状が当てはまる人はぜひ、病院に行って検査をしたり、先生と相談したりしてみて欲しいです。
大事なので2回目ですが、もう一度言っちゃいます。
市販の痛み止めが効かない生理痛がある人は、病院に相談に行って欲しい!
理由は、痛みから解放される+将来の不妊の予防になるかもしれないから!
大きな病気は見つからなくても、お薬によって、少なくとも痛みから解放される可能性が高いし、産婦人科の先生といろいろな作戦を立てる事によって、今の自分にも将来の自分にとっても、たくさんの良いことがあるはずです。
ほんのちょっとの時間、労力、お金を自分に使う事によって、辛い生理痛によってジャマをされていた日々の生活の質が上がるし、人によっては将来の不妊の予防、妊娠や出産のための大切な身体作りになる可能性もあるんです。
もしこの投稿を最後まで読んでくれたら、当てはまっていないか、自分の身体とよく話し合ってみて下さいね。
最後まで読んでくれて、ありがとう^ ^